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在日ウズベキスタン大使館
The Embassy of the Republic of Uzbekistan in Japan
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■ 大使挨拶■

 


 親愛なる日本の皆さま、こんにちは。
 今回、日本のすべてのパートナーの皆さまへご挨拶申し上げることができ、大変うれしく、光栄に思うとともに、このような機会を下さったロシアNIS貿易会に感謝申し上げます。
 ウズベキスタンが独立を果たし、発展を目指す中で、両国の間には親密な関係が築かれました。2002年にその関係が戦略的パートナーシップのレベルへと引き上げられ、2015年に安倍首相がウズベキスタンを訪問した際に、戦略的パートナーシップの関係の深化と拡大に関する共同宣言が調印されたことは、偶然のことではありません。この文書では、最も重要な課題として、ウズベキスタンと日本の貿易・経済、投資、金融・技術協力のさらなる活性化が挙げられています。
 その課題への取り組みとして、現在、必要なすべての条件の整備が行われています。例えば、ウズベキスタン日本経済委員会の活動は効果を発揮しており、両国間には150以上の条約や協定が締結されています。また、農業分野の作業部会や都市インフラ分野の協力メカニズムなども構築されています。
 何より重要なのは、ウズベキスタンと日本の間には、固い信頼と相互理解、国際場裡における相互支援などに基づいた堅固な関係が築かれているということです。その礎となっているのは、ウズベキスタン並びに日本の元首が戦略的パートナーシップをさらに強化、そして深化させ、政治的関係を活性化し、貿易・経済、投資、金融・技術協力を拡大させるとの強い政治的意志を持っているということです。
 ウズベキスタン政府は、日本をアジア太平洋地域において最も重要で優先性の高いパートナーとしてみており、両国の協力をより実質的な内容で充実させ、両国が共同で実施する高度な技術を導入した投資プロジェクトの数を増加させ、両国の交流を大きく活性化させたいと考えています。
 それを実現させるために、ウズベキスタンは継続的な取り組みを行っています。ウズベキスタン国営航空は、タシケント・東京間の直行便を定期運行しており、日本の各都市からサマルカンドへのチャーター便も運行しています。2018年2月から日本人は、30日間以内の滞在の場合、ビザが免除されています。
 ミルジヨエフ大統領のリーダーシップの下、ウズベキスタン政府は、ビジネス環境の改善を最重要視しています。2017年から2021年までの発展のための5つの優先分野に係わる行動戦略の一環として、投資環境の改善を目指した大規模改革や良好なビジネス環境の構築、小ビジネスや民間の企業活動の急速な発展の促進などが行われています。
 短期間に国内のビジネス環境の改善と企業活動の推進に関する20以上の大統領令と35の大統領決定が採択されました。また、許可手続きの簡素化や透明性の向上、国のサービスの向上などの対策が取られています。企業を法的に守り、企業活動に財政援助するための対策も強化されています。
 ビジネス環境の改善のために近年取られている対策の有効性は、世界銀行の報告書「ビジネス環境の現状(Doing Business)」の最新版でも評価されています。
 「ビジネス環境の現状2018:雇用創出のための改革」に関する報告では、ウズベキスタンは昨年より13位順位をあげ、190ヶ国中74位を占めています。また、ビジネスをするためのより良好な環境づくりの項目では、トップ10に入っています。実施されている改革により、ウズベキスタンはビジネス環境の改善とビジネスをするための条件の簡素化において、ヨーロッパと中央アジアの中でも他の国を牽引しています。
 良好なビジネス環境づくりに関する対策の規模とその成果は、世界銀行の報告書「ビジネス環境の現状2018」の10の項目の内、6項目で大きな改善があったことにも表れています。
 国のサービスシステムの改善と合わせて、投資家の権利と法的利益の保護の強化にも積極的に取り組んだ結果、「少数投資家の保護」の項目でウズベキスタンは62位まで順位を上げました。
 ウズベキスタンの独立直後から日本は、国の社会・経済発展、産業の近代化と多角化、銀行・金融システムの発展、教育システムの向上などに有効な支援をしてくださっています。エネルギー、自動車産業、一次産業、繊維産業、加工産業などにおいて数々のプロジェクトが実施され、成功を収めてきました。
 ウズベキスタン政府は、我が国でビジネスを行うことに関心を持ってくださっている日本のパートナーの皆さまへ、しっかりと最大限の支援を続けてまいります。両国の貿易・経済、投資協力が質的に改善され、大きく推進されていくことを願っております。そして、日本のビジネス界の皆さまには、より積極的にウズベキスタンの市場へ進出していただきたいと呼びかけたいと思います。
 それによって、ウズベキスタンと日本の戦略的パートナーシップがさらに発展、拡大していくと確信しています。

 心より尊敬の念をこめて

 

駐日ウズベキスタン共和国
特命全権大使
ガイラト ファジロフ

 

 

日本側事務局: 一般社団法人ロシアNIS貿易会(ROTOBO)